マドリード自治大学哲文学部のホセ?パソー氏らが7/11に本学を来訪
2014.07.16
7月11日(金)、マドリード自治大学哲文学部のホセ?パソー?エスピノサ(José Pazó Espinosa)氏とサラゴサ大学哲文学部のダビー?アルマサン(David Almazán)氏が本学を来訪し、立石学長と懇談を行いました。
ホセ?パソー氏の曽祖父に当たるゴンサロ?ヒメネス?デ?ラ?エスパーダ(Gonzalo Jiménez de la Espada)氏は、1907年(明治40)-1916年(大正5)に本学の前身、東京外国語學校でスペイン語の外国人講師として教鞭を執りました。
卒業生の回顧録には、学生に親しまれていた様子が以下のように記録されています。
「エスパーダ先生は二メートル近い長身温顔の親しみやすい外国人で、主として会話を教えられたが、明快な発音と日本の学生を扱い慣れて居られたからでもあろうが、『お叔父さん』と呼んで近寄りたいようなお人柄であった」
(『東京外語スペイン語部八十年史―内外活動異色ドキュメント―』より)
今回の懇談では、ホセ?パソー氏がスペインより持参された曽祖父エスパーダ氏の貴重な資料の数々が、紹介されました。その中には、当時の雇用契約書や旅行の際の写真に加え、1911年当時の東京外国語學校のアルバム「Salve Schola」が含まれ、103年の時を経て、日本とスペインに同一の資料が保管されて来たことが判明しました。
(写真左:1911年アルバムを手に記念撮影をするホセ?パソー氏と立石学長)