【学長メッセージ】夏学期を前に学生の皆さんへ
2023.07.13
学生の皆さんへ、
尋常ではない猛暑のなか、レポートや試験で頭がくらくらしているのではないかと心配です。でも、それが終われば、晴れて夏学期。そんな折に、いくつかご報告?ご連絡です。
(1)ショートビジット、大出発
この夏、295名の方がショートビジットに出発します。アメリカ 31、イギリス 29、カナダ 25、ポーランド 25、アイルランド 20、トルコ 20、韓国 18、ドイツ 15、スペイン 14、ニュージーランド 13、チェコ 12、モンゴル 12、オーストリア 10、カザフスタン 8、フランス 8、台湾 8、スイス 6、イタリア 5、ポルトガル 5、スロバキア 3、ヨルダン 3、コロンビア 2、香港 2、キューバ 1と聞いています。どうか、有意義に、楽しく過ごしてきてください。ただ、世界は危険なことで満ちています。自分の身は自分で守るしかありません。留学支援共同利用センター(トビタ?センター)との連絡を密にとり、留学先でいろいろなことを吸収し、どうか元気に戻ってきてください。
(2)バディ、大募集
一方、春学期までの交換留学期間を終えて、192名の海外からの留学生がまもなく帰国します。友達になった留学生を見送ってくださいね。9月になると、次期の約200名の交換留学生が来日します。コロナの間、まったく交換留学生のいない時期があったことを思い出すと、隔世の感があります。今、新しく来る留学生に対するバディを募集中です。ふるってご応募ください。バディって何?という方も説明会へどうぞ!
https://www.tufs.ac.jp/student/NEWS/student_life/230705_1.html
(3)お薦め、夏学期科目
今週の金曜日までが夏学期の履修登録期間ですが、私から2つ、お薦めです。
① 国際社会と地域1「Development and Sustainable Development Goals」
講師は、昨年、混乱のアフガニスタンから本学に家族で避難してこられたHasibullah Mowahed先生。講義以外にもいろいろな話が伺えるのではないかと思います。
https://gakumu-web1.tufs.ac.jp/Portal/Public/Syllabus/DetailMain.aspx?lct_year=2023&lct_cd=19180242
もうひとつは、
② 国際社会と地域1「日本の将来を左右する国際標準化(ルール作り)を学ぶ」
この授業は、一橋大、東京学芸大、東京農工大、電通大と一緒に開講される授業で、講師には、他大学の先生の他、省庁の方や産業界の方が加わります。特別な機会ですので、是非!
https://gakumu-web1.tufs.ac.jp/Portal/Public/Syllabus/DetailMain.aspx?lct_year=2023&lct_cd=19180239
(4)夏学期の間に変わること、その1
夏学期の間に、総合情報コラボレーションセンター機器類の5年に一度のリプレイスがあります。皆さんに関係する大きな変更は、AVライブラリー、205、206の教室からデスクトップ型のコンピューターが撤去されることです。学内で共用コンピューターを使う場合は、引き続き216、217や図書館を利用ください。
(5)夏学期の間に変わること、その2
留学支援共同利用センター(トビタ?センター)が研究講義棟2階に引っ越します。今、AVライブラリーのあるところです。これまでより気軽に相談にいけるかな、と思います。なお、現在のAVライブラリーはなくなりますが、AVライブラリーにある「世界のDVD」は引き続き利用可能です。教育情報化支援室で手続きをして視聴する仕組みとなります。
(6)大学窓口の夏休み期間
教務課、学生課、留学生課などの窓口は、8月10日(木)~20日(日)の間、閉まります。この間、附属図書館も概ね閉まりますが、附属図書館は、8/17(木)と8/18(金)は9時~17時の間、開館します。間違わないように、お願いします。
(7)水道の有機フッ素化合物(PFAS)について
報道でご存知のように、東京都多摩地域の井戸水から問題のあるとされる高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出されました。多摩地区の大学のなかには、大学で井戸水をつかっていたところがあり対応がとられていますが、本学の府中キャンパスでは、すべて水道水を使っているので、直接、井戸水の影響を受けることはありません。その東京都の水道は、従来、河川と井戸水の両方を源としていましたが、一部の井戸からの取水を取りやめ、万博体育官网app2年に定められた暫定的な目標値を下回るよう、水質管理がされていると発表されています。これにより、現時点で東京の水道水は問題ないとのことです。公の発表は以上の通りです。大学としては、引き続き、注視していきたいと思います。
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以上です。まもなく、自分の時間が持てる長い夏学期が始まります。日本で、世界で、どうか楽しく安全に、そして先を見据えて有意義に過ごしてください。
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東京外国語大学長
林佳世子