(学生)本学学生が国立国語研究所で研究成果を発表
2019.02.26
2019年2月16日(土)~17日(日)に国立国語研究所 (東京都立川市) において開催された「対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法」第3回合同研究発表会 Prosody & Grammar Festa 3において、本学言語文化学部言語情報コース言語類型論ゼミの教員と学生による研究チームが研究発表を行いました。
発表したのは天野友亜さん(言語文化学部ベトナム語3年)、榎本恵実さん(同トルコ語4年)、大久保圭夏さん(同チェコ語4年)、鈴木唯さん(同トルコ語4年)、高橋梓さん(同チェコ語3年)、高橋舜さん(同アラビア語3年)、田中克典さん(同スペイン語3年)、谷川みずきさん(同イタリア語3年)、福原百那さん(同ベトナム語3年)、山田あかりさん(同ラオス語 3年)および長屋尚典准教授(大学院総合国際学研究院、言語文化学部担当) です。
国立国語研究所?移動表現プロジェクト(松本曜 国立国語研究所教授)では、ビデオを用いた通言語的実験によって、世界の言語の移動表現における経路の種類と経路表示の関係、およびその普遍的傾向を解明しようとしています。
「経路の種類と経路表示 ―東京外国語大学における通言語的実験の成果―」と題した今回の発表では、ゼミで取り組んだ9言語に関する通言語的実験の成果を発表しました。アラビア語モロッコ方言、韓国語、スペイン語、タガログ語、チェコ語、トルコ語、ノルウェー語、ベトナム語、ラオス語についての実験にもとづき、各言語においてどのような経路がどのように実現されていたかを分析し、そこからどのような通言語的一般化が可能であるかについて提案を行いました。
この研究プロジェクト遂行においては、のべ100名を越える国内外の母語話者の方に、現地で、あるいは日本で、実験に参加していただきました。実験に協力してくださった現地の方々、日本のコミュニティの方々、本学の留学生の方々に研究チームは感謝しています。
研究成果は、今後、卒業論文や雑誌論文としてまとめられる予定です。