本学学生が人命救助、三鷹消防署より感謝状を授受
2022.07.25
本学学生の中村栞さん(大学院総合国際学研究科博士前期課程2年)と西野柊真さん(言語文化学部ロシア語3年)が、アルバイト先の公衆浴場において意識不明で倒れた男性にAEDや心肺蘇生など人命救助をしたとして、2022年7月15日(金)、三鷹消防署より感謝状を授与されました。
中村さんのコメント
今回、非常にスムーズに救命ができたのは、日々の経験の積み重ねと協力してくださった周りの方々のおかげだと感じております。意識不明というと珍しい状況のように思えますが、私は学部生だった頃、101教室で隣に座っていた学生が急に発作を起こして意識をなくすという事態に居合わせたことがあります。その時は偶然医療のリレー講義だったため、医師である先生が対応し一命を取り留めましたが、当時私は隣にいたのにもかかわらず、怖くて体が全く動きませんでした。その際に「近くにいる人が何もやらないのが一番ダメ」と先生がおっしゃったのをきっかけに、そこからは積極的に救命を手伝ったり、講習を受けたりするようになりました。予想外の事が起きると体が動かなくなるということをあらかじめ知っておくだけでも変わると思います。また、救命に参加した事で責任を問われることもありません。今後も常にアンテナを張り、自分に出来ることはないかを考えて行動しようと思います。
西野さんのコメント
このような不測の事態でも冷静かつ迅速に対応することができたのは、周囲の方との連携や日々の積み重ねのおかげだったと思っています。今回の件で満足をせず、いざという時に咄嗟に行動ができるよう、日頃からの努力を怠らないようにしていきます。