ベトナム語スピーチコンテストで本学学生4名が入賞
2025.11.12
2025年11月1日(土)、第19回ベトナム語スピーチコンテスト(主催:神田外語大学、後援:駐日ベトナム社会主義共和国大使館)が神田外語大学で開催され、本学から出場した4名が以下の賞を受賞しました。
- カテゴリーA(詩の朗読部門)第2位 三澤凜さん
- カテゴリーB(2年生)第1位 武藤菜要さん、第2位 島本笑理さん
- カテゴリーD(長期留学経験者)第1位 渡邉輝さん
三澤凜さん(国際社会学部1年)の受賞のコメント
今回、私はカテゴリーA(朗読部門)で第2位を受賞することができました。私は「NG?M V?NH(吟詠)」という詩を朗読しました。この作品は、春夏秋冬を四篇で繊細に描き出し、自然と一人の少女の姿を重ね合わせた、とても美しい詩です。このような繊細な世界観を明瞭なベトナム語の発音で表現することに苦戦しましたが、風景や少女の感情を自分自身の中に落とし込み、朗読に反映させることができました。
参加を決めた当初はベトナム語に自信がありませんでしたが、この経験を通して、より一層学習へのモチベーションが高まりました。同じく受賞された先輩方をはじめ、他大学でベトナム語を学ぶ学生の皆さん、そして常日頃からご指導いただいている先生方、多くの方々から刺激を受けました。
また、出場に際し多大なお力添えをいただきました先生方に、心より御礼申し上げます。この経験を糧に、今後のベトナム語学習をさらに充実させ、次は1位を目指します。
武藤菜要さん(言語文化学部2年)のコメント
私は今回、「言語を学ぶことは知識を詰め込むことではなく、思考力?感受性?コミュニケーション能力を鍛えることだ」というテーマに沿ってスピーチを行いました。私自身、このように大勢の前で5分間スピーチをする、それも外国語でスピーチを行うという経験は人生初だったのではじめはとても不安でした。しかし、やるからにはカテゴリーで1位を目指したいという気持ちで原稿作りから発音練習、身振り?手振りの練習までネイティブの先生をはじめとしたベトナム語科の先生方に見ていただきながら練習に励みました。そして目標通り、カテゴリーBで1位という結果をいただくことができ、大変うれしく思います。
また、今回ベトナム語スピーチコンテストに参加させていただいたことで、全国の同じベトナム語を学ぶたくさんの仲間たちと交流でき、刺激をもらうことができました。これからも彼らと切磋琢磨し合いながら、自身のベトナム語をさらに向上させていきたいです。
最後に、今回のスピーチコンテストへの参加にあたって、お忙しい中何度も練習に付き添ってくださったトゥオイ先生をはじめとしたベトナム語科の先生方、ともに励まし合い、高め合った東京外国語大学からの出場者の皆さん、応援してくださったすべての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
島本笑理さん(国際社会学部2年)の受賞コメント
言語学習における思考力、感受性、そしてコミュニケーション能力の重要性についてスピーチを行いました。特に、この夏に香川県で参加したベトナムマルシェのボランティア活動について重点的に話しました。このことをベトナムの友人たちに伝えたところ、とても喜んでくれました。遠く離れていても、こうしてコミュニケーションを取り、交流を重ねることで、人との縁がつながっていくのだと改めて実感しました。
そして、今回のスピーチコンテストにあたり、何度も練習に付き合ってくださったトゥオイ先生をはじめ、ベトナム語科の先生方、そして応援してくれた両親や友人たちに心より感謝申し上げます。言語を通して人とつながり、文化を理解し合えるような豊かな交流を目指しながら、これからも一歩一歩勉学に励みたいと思います。このたびは誠にありがとうございました。
渡邉輝さん(国際社会学部3年)の受賞コメント
3?4年生(長期留学経験者)のカテゴリーに参加いたしました渡邉です。私は他言語専攻なのですが、ハノイでの半年間の留学経験をもとに「言語を学ぶことは心に触れることー世界とつながる力」というテーマで発表しました。発表では、全くベトナム語を話せない状態から留学を始め、拙いながらも地元の人々や先生、他国から来たクラスメイトと心を通わせようと努力した経験をお話ししました。言葉を学ぶことで、彼らと本当に心が通じ合う瞬間を感じられたことを、皆さんにお伝えできたと思います。そして、複数の言語を学ぶというTUFSならではの経験や学びを通じて人とのつながりに必要な努力や姿勢を私は身につけることができたと感じています。
また、良い結果を残せたことで、自分の力にも自信がつき、今後のさらなるベトナム語などの言語学習や将来の夢へのモチベーション向上にもつながりました。
最後に、スピーチを手伝ってくださった先生方や留学で出会ったすべての方々に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
当日の様子は「ベトナムの声放送局(VOVWorld)」日本語ページでも紹介されています。