日欧4大学歴史学ダブル?ディグリープログラムが、人文?社会科学系ネットワーク型大学院構築事業(国際連携型)に採択

2024.09.17

ネットワーク型の教育研究を通じて社会の期待に応える新たな人文科学?社会科学系の高度人材養成モデルを構築することを目的として文部科学省が公募した「人文?社会科学系ネットワーク型大学院構築事業 国際連携型」に、本学が申請したプログラム「日欧4大学歴史学ダブル?ディグリープログラム ―多文化的公共圏における歴史と記憶を主題に」が採択されました。

今年度から2029年度までの6年間の事業期間で、海外連携校である中央ヨーロッパ大学(オーストリア)、新リスボン大学(ポルトガル)などと連携して、「歴史と記憶」分野におけるダブル?ディグリープログラムを実施します。

「歴史と記憶」は現代の世界の諸問題の根底にあり、これを分析する力を養うには、多文化的環境で学ぶことが不可欠ですが、国際的な大学のネットワークによって、多様な文化的背景を持つ学生が共に学ぶ遍歴(モビリティ?トラック)型教育によりこれを実現します。

本学学生は最初の半年を本学で、その後1年間を中央ヨーロッパ大学、続く半年を海外連携校で学び、本学と中央ヨーロッパ大学の2つの学位を取得します。この間に、事業連携機関である広島平和文化センターやオープンソサエティ?アーカイヴ(ハンガリー)などにおける複数の歴史実践プログラムにインターンシップ生として参加し、社会で活躍する力を養います。

本事業で育成される人材は、日本や世界の国際協力機関や博物館等、メディアやツーリズムの現場で活躍することが期待され、日本の人文系大学院教育の国際化のモデルとなることが期待されます。

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