日時 | 2018年6月8日(金) 17:40~19:30 |
---|---|
場所 | 東京外国語大学 研究講義棟322教室 |
講師 | 山下光博士(防衛研究所)、篠田英朗博士(東京外国語大学) |
テーマ | 「Global Peacekeeping Cooperation: Contexts, Patterns, and Implications (グローバルな平和維持協力:背景、パターンとその含意)」山下博士、「AU's Withdrawal from ICC in the Age of Partnership Peacekeeping(PKO協力の時代におけるAUのICC脱退戦略)」篠田博士 |
要約 |
山下博士は、昨年上梓された御著作("Evolving Patterns of Peacekeeping: International Cooperation at Work, Lynne Rienner")に基づき、アフリカで展開される平和維持活動について、スーダンやコンゴの事例などに触れつつ、どのようなローカル/グローバルのアクターが、どのような文脈や様式によって連携して諸活動に取り組んできたかを整理し、その重要性や懸念点を指摘されました。 篠田博士は、アフリカで生じる危機に対して、アフリカ域外を含む多国間?複数的アクターらのパートナーシップによる対処が近年常態化しており、そこに多層的構造が形成されることを指摘したうえで、アフリカ各国のICCに対する批判的姿勢や、AUが採択した「脱退戦略文書」を紹介しつつ、アフリカ諸国とICCの間の摩擦を整理し、そのような反発が生じる背景を分析的にご説明されました。 |