日時 | 2018年6月21日 |
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場所 | 東京外国語大学 研究講義棟213教室 |
講師 | 阿毛 香絵氏(フランス国立社会科学高等研究院<EHESS>文化人類学博士課程、EHESS日仏財団研究員) |
テーマ | セネガルの若者たちとイスラーム-神秘主義、ポピュラーカルチャー、社会運動 |
要約 |
まず、背景的説明としてセネガルにおけるイスラームの特殊性及び、植民地期から独立期における同地の宗教事情が説明された。その後、今日、とくに若者の間で盛んになっている宗教回帰の動きにつき解説があった。若者が労働を通じた精神修練を行うことで霊的な対価を獲得する事例や、従来的な神秘主義教団とは一線を画す、政治に対してより直接的にコミットする「ネオ?教団」の活動を通じて、若者らが「下からの政治」を実現していこうとする動きについて説明された。参加者から多くの質問があつまり、活発な質疑応答が時間一杯まで行われた。 |