7月19日、ダカールを往訪中の当センター一団(武内センター長及び松波、桐越特任研究員)は在セネガルJICA事務所を訪問し、森谷所長及び加納所員らと面談しました。当地の政治?経済状況並びに同事務所が実施する案件につき説明を受け、とくにABEイニシアティブ(African Business Education Initiative for Youth)では、今般20名を超える優秀な人材を日本に留学させることが可能となった旨森谷所長から説明がありました。留学先では専門知識のみならず日本の言語や文化を吸収し、帰国後も末長く二国間交流に寄与する人材となってほしい旨、所長から希望が述べられました。
翌20日、一団はシェイク?アンタ?ディオップ大学(UCAD: Université Cheikh Anta Diop de Dakar)を訪問し、国際室にてアマドゥ?ギャロ?ジョップ教授及びアブドゥライェ?ニアン教授と面談しました。UCADは約85,000人の生徒を擁するセネガル最大の大学であり、西アフリカを中心に活躍する研究者や政界人を多く排出する名門校して知られています。三度の来日経験を持つ神経学者であるアマドゥ教授は、協議のなかで、当校との連携促進に前向きな意向を示され、留学生交換の実現に向けた話し合いがなされました。
その後、同学人文学部にて、ムサ?フォール学部長、バカリサ教授、マイモウナ教授らと面談し、1979年から日本大使館が同国で継続してきた俳句コンテストへの協力など、同学が日本と良好な関係を築いてきた旨説明を受けるとともに、今後の大学関連携強化に向けて積極的な話し合いがなされました。
大学との協議後には、一団は日本大使館を訪問して生駒書記官及びシセ職員と面談しました。現代アフリカ地域研究センターの設立目的や今後果たすべき役割をお伝えするとともに、大使館が同国で実施する高等教育支援や国費留学生制度の近況につき説明を受けました。
一団は翌21日にセネガルを発ち、次の訪問国であるガーナに向かいました。