2012年10月 月次レポート(杉山香織 フランス)
ITP-EUROPA月次レポート(10月)
杉山香織
10月に入ってからは、ボルドーは穏やかな気温の日が続きました。ボルドーは大西洋に近いため、気温は比較的温暖で大変生活しやすい街です。
さて、10月に入ってからも博士論文執筆が中心の日々でした。博士論文では大きく分けて2つのデータの分析を行っています。タスクによる口頭産出データと自由会話による口頭産出データです。10月はタスクに基づくデータの分析を中心に行いました。また、理論部分について加筆訂正を加えたものを、指導教員の川口裕司先生へ送付し、貴重なご意見を頂きました。
同時に、11月にヒルデスハイムで開催される第2回ITP-EUROPA国際セミナーの準備も行いました。本セミナーでは、『学習者コーパスに基づく研究の発展』(仏題:evolution des etudes basees sur les corpus d'apprenants)というタイトルで、発表いたします。また、12月にパリで行われるJournees IPFC2012-Parisでの発表が受理されました。こちらは、『日本人フランス語学習者とフランス語母語話者間のmulti-word unitsの使用についての比較』(仏題:Comparaison de l'usage des ? multi-word units ? (unites multimots) entre les apprenants japonais du francais et les francophones natifs)というタイトルで発表いたします(http://cblle.tufs.ac.jp/ipfc/index.php?id=50)。
ボルドー大学側とのやり取りにつきましては、指導教員であるローランス?ラブリューヌ先生とお会いし、昨年度の進度について改めてお話をする機会を得ました。また、ラブリューヌ先生ご尽力のもと、研究チームのホームページが刷新され、そこにメンバーとしてページを用意していただきました(http://erssab.u-bordeaux3.fr/index.php/membres/doctorants/14-sugiyama-kaori)。
これから、博士論文執筆に加えて、2つの学会発表が予定されておりますため、ますます慌ただしい日々となることが予想されますが、体調管理に気をつけて研究に励んで参りたいと思います。