VOLAS特別講座「家事使用人の少女たちに希望ある未来を」を行いました
VOLASでは、社会連携マネジメント?オフィスと共催で、NGO/NPOの関係者等をゲスト講師としてお招きし、2020年12月に今年度6回目となる特別講座《VOLASpecial》を実施しました。
今回もコロナウイルス感染対策のためにオンラインでの開催となりました。
第6回 12月18日(金) 16:00~17:30 参加者 17名
テーマ:
家事使用人の少女たちに希望ある未来を!
~シャプラニール 「子どもの権利を守る活動」~
ゲスト:
原囿 心さん(特定非営利活動法人 シャプラニール)
シャプラニールは1972年に創立された日本を代表する国際協力NGOで、貧困のない社会を目指すための活動をしています。今回は、「子どもの権利を守る活動」について話していただきました。
バングラデシュでは、家事使用人として他人の家で働く少女たちが約42万人もいると言われています。その大半が14歳未満で、学校に通う時間、遊びの時間も与えられずに朝から晩まで働いているのが現状です。
講演では、児童労働が行われる背景、子どもたちの声、家族や雇用主の考え方から現状の問題点まで幅広く教えていただきました。少女たちへの直接支援だけでなく、雇用主や保護者の意識改革、政府への働きかけなど、多方面でのアプローチが必要であると感じました。
参加者のコメントシートより
- 「家事使用人のことは初めて聞きましたが、これほど深刻な問題だということに驚きました。」
- 「児童労働は日本ではなかなか取り上げられていませんが、もっと多くの人が知るべき問題だと感じました。」
- 「家事使用人を雇っている大人に対し、いきなり子どもの人権の話をしても聞いてもらえない、とおっしゃっていたのが印象的でした。人に耳を傾けてもらうというのは、特定の分野だけでなく全てのボランティア活動で大切なことだと思いました。」
- 「子どもが子どもらしく生きていける社会が一日も早く実現することを願います。」