一冊で読む 日本の現代詩200
- 刊行
- 著者等
- 西原大輔(編著)
- 出版社
- 笠間書院
内容の紹介
日本の現代詩200篇のアンソロジーです。1945年の敗戦後に活躍を始めた詩人58人を取り上げました。
収録作品数6篇以上の詩人に、次のような人物がいます。大木実、高田敏子、石原吉郎、黒田三郎、石垣りん、吉野弘、茨木のり子、新川和江、谷川俊太郎、吉原幸子。高校教科書に収録されていた詩にも、再び出会うことができるでしょう。それぞれの作品には、3行の簡潔な「メモ」と、信頼のおける「出典」情報を添えました。
解説者のコメント
西原大輔(国際日本学研究院/教授)
2023年刊の『一冊で読む日本の近代詩500』の続編です。近現代詩のアンソロジーは、書店であまり見ることがありません。その原因の一つは、著作権法にあります。出版社は、詩人の没後70年間も著作権使用料を支払わなければなりません。そのため、近現代詩の詞華集の刊行は採算に合わず、出版が極めて困難な状況にあります。詩に逆風が吹く今日、本書がこの分野の定番の本として、10年20年と、長く読まれ続けることを願っています。