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岩崎務著、小峰書店、2004年4月1日
国際化時代に生きる子供たちに、外国の文字と言葉を通して色々な国、その国の人や文化を紹介するシリーズ。8巻では、身の回りのギリシア文字や、ギリシア文字を通してギリシアの様子、簡単なギリシア語等を学ぶ。
宇戸清治監修、三省堂、2004年6月
「日タイ英」は1万2千項目、「タイ日英」は9千項目収録。会話?料理名?地名?手紙の書き方?スカイトレイン?地下鉄路線図など実用的な情報満載。タイ語?英語はカタカナ発音つき、タイ語は声調も併記。
宇戸清治監修、小峰書店、2004年4月
国際化時代に生きる子供たちに、外国の文字と言葉を通して色々な国、その国の人や文化を紹介するシリーズ。5巻では、タイ文字やタイ語を学ぶとともに、同じくインド系文字を使う東南アジアの国々の様子等も解説する。
荒このみ著、東京大学出版会、2004年7月
ラルフ?エリスンの小説「見えない人間」に貫かれる「アメリカ的精神」を解明。アフリカン?アメリカン文学に独特であるように映る個人の苦悩等が、実は白人を含むアメリカ的状況の中で起きているものでもあることを実証する。
岩崎務著、白水社、2004年10月
古代ローマ帝国と共にヨーロッパに普及したラテン語は、帝国滅亡後も中世を通じて外交?学問?キリスト教会の共通「世界語」としてその存在を主張し続けました。 また、ラテン語が母体となってロマンス諸語(イタリア語?フランス語?スペイン語など)が誕生し英語?ドイツ語にも大きな影響を及ぼしたことは周知の事実です。この、ヨーロッパ文化の基盤~~を成すともいえるラテン語を音声付きで楽しく学べるようにしました。テクストは古代ローマの様々な生活場面に材料をとった対話形式で、親しみやすく構成されています。
G?C?スピヴァク著、上村忠男?鈴木聡訳、みすず書房、2004年5月25日
第二次大戦下の亡命知識人を中心にアメリカに生まれ、ヨーロッパ諸国民の言語に基礎を置いた「比較文学」と、冷戦構造のもとに誕生した「地域研究」。グローバリズムが席巻するいま、この二つの分野の伝統的なあり方からの脱却は、どのような方向にむけられるべきなのか。両者の連携および「ヨーロッパの他者」たちの視線のもとでみずからを「他者化」することは、いかにして可能なのか。著者は、グローバリズムに対峙する惑星的思考のなかで、新たな比較文学を志向する。
『サバルタンは語ることができるか』で知られるスピヴァクが、今の大学教育、文化や文学研究のあり方を批判しつつ描いた、来たるべき学問論。日本でも大学教育をめぐって再編が進んでいる現在、著者の透徹した議論に耳を傾けたい。
柴田勝二著、新曜社、2004年8月29日
小説作品において、作者はどこまでその〈主体〉として存在するのか。ひところ、「誰が話そうとかまわないではないか」(ベケット)、「作者の死」(バルト)といったセンセーショナルな言葉で、テクスト論が一世を風靡しました。しかし、これは実際の創作あるいは読みの現場を誤解していたのではないでしょうか。本書は、谷崎潤一郎、大江健三郎、漱石、大岡昇平、村上春樹などの緻密な分析を通じて、作者は死んだのではなく、別のかたち、〈機能としての作者〉として生きていることを論証しようとします。最近の加藤典洋『テクストから遠く離れて』などとも通じる、新しい文学理論の誕生です。
亀山郁夫著、NHK出版、2004年7月28日
崩壊への道をひた走る帝政ロシア。貧困、凶悪犯罪、性の退廃、革命の夢と挫折。世界の変革を夢見る若いドストエフスキーに死刑判決が下る。八年のシベリア徒刑、賭博、恋愛の修羅場から『罪と罰』『白痴』が生まれた。青春時代の内面に刻まれた四つの事件=トラウマの深層に迫り、自己犠牲と欲望に引き裂かれた主人公たちの悲劇的な運命を通して、隠された「父殺し」の謎を焙り出す。
神か、革命か。皇帝権力とテロリストの果てしない闘い―「終末」の様相を深めるロシアの大地に、国家の囚人として生きる晩年のドストエフスキー。生身のキリストと罪なき子どもに託されたロシアと世界の救済。しかし、真実はどこに?『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』に刻まれた「教唆」のモチーフを辿り、ドストエフスキー文学における最大の謎「父殺し」をついに読み解く。
西谷修?酒井直樹著、以文社、2004年6月18日
酒井直樹VS西谷修???画一化する世界化をどのように編み直すのか?
ソ連邦の崩壊にはじまる二極構造の終焉と世界の一元化は、従来の西洋的な普遍主義を追求する一元化ではなく、多元的な〈世界性〉をいかに編み直していくか、という課題をわれわれに突き付けている。1998年刊行の本書は、新たに「9?11からみえてくる世界」を増補し、変容する〈世界〉と〈主体〉をめぐって交わされる熱い対話である。
和田忠彦著、平凡社、2004年6月
翻訳家は裏切り者か、それとも…。エーコ、タブッキなどの名訳で知られるイタリア文学者が、須賀敦子やリービ英雄を含め国内外のあまたの作家を相手に、ことばの力や読むという行為について、翻訳の現場で綴った読書エッセイ。
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