ダライ?ラマ六世恋愛詩集
- 刊行
- 著者等
- 今枝由郎?海老原志穂(編訳)
- 出版社
- 岩波書店
内容の紹介
ダライ?ラマの化身とされながらも還俗し、恋に明け暮れたダライ?ラマ六世ことツァンヤン?ギャンツォ (1683-1706)。彼の詩とされる(または彼に仮託された)六音節四行詩は、今でもチベット人をはじめ多くの人々に愛唱されつづけている。その詩の中から100首を選んだオリジナルのアンソロジーに、彼の人生と詩を読み解く解説2編をつけた。
訳者のコメント
海老原志穂(アジア?アフリカ言語文化研究所 / フェロー)
ダライ?ラマ六世のものとされる(または彼に仮託された)詩はす べて合わせると400首以上にのぼります。今回は、2007年に 出版された『ダライ?ラマ六世恋愛彷徨詩集』(今枝由郎訳、 トランスビュー)に収録した66首にあらたに34首を追加し、1 00首としました。その中から一首を引用します。
このつかの間の人生で
我喜びに浸りけり
来世の春にまたしても
逢えるや否や愛し娘に