東大塾 現代イスラーム講義
- 刊行
- 著者等
- 長沢栄治?後藤絵美編
- 出版社
- 東京大学出版会
内容の紹介
イスラームと呼ばれるものは、過去から現在まで、異なる状況下でどのように立ちあらわれ、人々の思考や行動、国家や社会のあり方に影響を与えてきたのでしょうか。今後、何が起こり得て、それに対して、どのような対処が可能なのでしょうか。本書では、「思想?歴史」、「政治?経済」、「文化?社会」という三つの角度から、九つの講義を通して考えていきます。表面的?技術的な知識の習得ではない、一歩踏み込んだイスラームの理解を目指します。
編著者のコメント
後藤絵美(アジア?アフリカ言語文化研究所/助教)
現在と過去の出来事はどのようにつながっているのか、人々の思考や行動を支えるものとは何か。各章を通じて、普段なかなか聞くことのない、イスラームの話に触れられるはずです。講義形式ですが、とくに刺激的なのが、講義後の質疑応答です。受講者からの質問は、鋭かったり、共感できるものだったり。講師との問答をきっかけに、さらなる深みに入っていけそうです。