ICS5 総合文化研究 Trans-cultural Studies vol.5
2002年3月20日発行、藤井守男責任編集
特集:南西アジアの文化と文学
インド文学に見る自己犠牲 ― ホーリー祭縁起譚を中心に
水野善文 4
ナイヤル・マスウードの小説世界
スヘール・アフマド・ハーン /萩田博訳・解説 16
ヘラートの記憶
神秘哲学者サーイヌッディーン・アリー・ビン・トゥルカ・イスファハーニー(1432/3年没)の弁明書に見る「異端」の相貌
藤井守男 23
20世紀初頭ブハラの断食月
サドリッディーン・アイニーの『回想録』より
島田志津夫訳 36
チャガタイ文学とイラン的伝統
菅原睦 49
ペルシア古典文学にみる表象
ハーフェズ Hafez の「人間」への考察
佐々木あや乃 63
カイロっ子に託された夢
下町の民衆を信じたある作家の試み
八木久美子 76
寄稿、エッセイ
ある二重の修行の物語
I.カルヴィーノの宇宙的アイロニーとM.クンデラの小説的笑い
マッシモ・リッツァンテ /陶山大一郎訳 92
ガイコツジンなんかこわくない 複製時代のぼくら
三枝壽勝 105
Reflexions ontologiques sur le roman affinite et incompatibilites entre Kundera et Girard
Yoshinari NISHINAGA i
The Image of Russia in Japanese Poetry
Alexandre DOLIN vii
書評
村尾誠一『新続古今和歌集』 和歌文学体系12 明治書院
沓掛良彦 126
岡田知子編『現代カンボジア短篇集』 財団法人大同生命国際文化基金
小林二男 128
宇戸清治・川口健一編『東南アジア文学への招待』 段々社
三枝壽勝/厳基珠 130
鈴木聡訳『ウルフ・ソレント』上下巻 国書刊行会
加藤雄二 134
アレクサンドル・ドーリン訳『種田山頭火―詩と散文』 ヒュペリオン出版(サンクト・ペテルブルク)
渡辺雅司 138
トップ画面に戻る
|